オフィシャルブログ

退院が急に決まった。訪問看護に何をどこまで頼めるのか

病院から「来週には退院できそうです」と言われたとき、どんな気持ちになりますでしょうか。

うれしい気持ちよりも先に、家に帰ってからの毎日が頭に浮かぶ方は少なくありません。

点滴の管はどうなるのか、夜に熱が出たら誰に電話すればいいのか。
聞きたいことは山ほどあるのに、誰に聞けばいいのかが分からない。

私たちは岡崎市で訪問看護をしていますが、この段階でのご相談を多くいただきます。
この記事では、退院の話が出てから自宅に戻るまでに、どこで何を聞いておくと動きやすいかを整理してみます。

退院の日が決まったあと、いちばん戸惑いやすいところ

入院中は、困ったことがあればナースコールを押せば誰かが来てくれます。

ところが自宅に戻ると、その役割をご家族が担うことになります。
ここの落差が、思っていたより大きかったとおっしゃる方は少なくありません。

とくに戸惑いやすいのは、次のようなところかと思います。

  • 薬の飲ませ方や、飲み忘れたときにどうするか
  • 傷や床ずれの手当てを、家にある物でどこまでやっていいのか
  • 夜中や休みの日に様子が変わったとき、誰に連絡するのか
  • お風呂やトイレを、どう手伝えば安全なのか

どれも、病院にいるあいだは考えなくてよかったことばかりです。
退院の話が出た時点で少しずつ聞いておくと、帰ってからの負担が軽くなるかもしれません。

退院前カンファレンスで聞いておくとよさそうなこと

退院が近づくと、病院で「退院前カンファレンス」が開かれることがあります。

病院の看護師さんやソーシャルワーカー、ケアマネジャー、それに私たち訪問看護師が集まる場です。
ご本人とご家族も参加できますので、遠慮せずに参加されることをおすすめします。

その場で聞いておくと、あとで困りにくいのは次のあたりです。

  • 家に帰ったあと、最初の1週間は誰がどれくらいの頻度で来るのか
  • いまの処置のうち、家族がやることと看護師がやることの線引き
  • 使っている薬や医療材料を、どこで受け取るのか
  • 急に具合が悪くなったとき、最初に電話する先はどこか

その場で全部を決めきらなくても大丈夫です。
「これは家では無理そうです」と言っていただけると、こちらで組み立て直せることが多くあります。

退院してからの最初の2週間に、私たちがしていること

退院直後は、体調よりも先に暮らしのほうが追いつかないことがよくあります。

ベッドの置き場所、トイレまでの動線、ご家族の仕事の時間。
このあたりが決まらないうちは、訪問の回数を少し多めにさせていただくこともあります。

私たちが伺ってしているのは、だいたい次のようなことです。

  • 主治医の指示にもとづいた処置や、体調の確認
  • お薬の管理のしかたを、ご家族と一緒に決めていく
  • 介護のやり方を、実際の場面に合わせてお伝えする
  • 気づいたことを主治医やケアマネジャーに伝える

落ち着いてきたら、訪問の回数を減らしていく形をとることもあります。
最初から回数を決めきらずに、様子を見ながら相談していければと思っています。

夜や休みの日の連絡先を、先に決めておく

ご家族がいちばん不安になるのは、平日の昼間ではなく夜や休日だと感じています。

訪問看護ステーションアップでは、24時間ご連絡いただける体制をとっています。
夜中に電話をいただいて、お話を伺ううちに朝まで様子を見られると判断できることもあります。

「こんなことで電話していいのか」と迷われる方が多いのですが、迷った時点でご連絡いただければと思います。
判断に必要な材料は、こちらから順番にお聞きします。

訪問看護が使えるかどうかは、誰に聞けばいいのか

訪問看護は、介護保険で使う場合と医療保険で使う場合があります。

どちらになるかは、年齢・病名・要介護認定の有無などで変わってきます。
ここはご家族が調べきるのは大変ですので、専門職に聞いていただくほうが早いかもしれません。

聞く先としては、次のいずれかが動きやすいかと思います。

  • 入院中であれば、病院の地域連携室・相談室
  • 担当のケアマネジャーがいれば、その方
  • まだ介護保険を使っていなければ、お住まいの地域包括支援センター
  • 訪問看護ステーションに直接お電話いただく形でも構いません

私たちにご連絡いただいた場合も、まずは使えるかどうかの確認からお手伝いします。
お申し込みではなく、確認だけのお電話でも大丈夫です。

よくあるご質問

Q. 家族が仕事をしていて日中は誰もいません。それでも使えますか。
A. お一人で過ごされている時間帯に伺うことも多くあります。鍵の受け渡しの方法も含めて、ご相談のうえで決めていきます。

Q. 週に何回来てもらえますか。
A. 保険の種類や主治医の指示によって上限が変わります。回数の考え方から一緒に整理させていただければと思います。

Q. 退院の日が明日に迫っています。間に合いますか。
A. 難しい日程でも、まずはお電話でご相談ください。病院の相談室と直接やりとりして進める形をとることもあります。

ご相談先

訪問看護ステーションアップは、愛知県岡崎市で訪問看護を行っています。
ご利用のご相談、退院前のご相談は、お電話でお気軽にどうぞ。

お電話:0564-64-1372
公式LINE:https://lin.ee/9gwJL5W

看護師として働くことに関心をお持ちの方へ

ここまで読んでくださった方のなかに、病棟から在宅へ移ることを考えている看護師さんがいらっしゃるかもしれません。

当ステーションの看護師の募集は常時ではなく、空きが出たタイミングでのご案内になります。
タイミングが合わないときもありますが、お話だけなら歓迎ですので、気軽にご連絡いただければと思います。

募集要項:https://zaitakucareservice.lacrie.biz/recruit/
お電話:0564-64-1372