・厚生労働省は30日に、介護報酬改定のQ&A第3弾を公表。
・今回は主に、加算の算定要件についての質問に対して回答しているが、昨年度に制定された認知症基本法に基づき、「認知症専門ケア加算」や「認知症加算」について、介護福祉士として7年以上サービスを利用者に直接提供するとともに、そのうちの3年以上、サービス提供責任者としても従事する者を研修対象者として認めるとしている。
・その他には、居宅介護支援において、今まで委託で請けていた利用者を、4月より直接契約にて受ける場合にも初回加算の対象として認めるとしたが、改めてアセスメント等を行った上で介護予防サービス計画を作成することを求めた。
・なお、今回のQ&Aについては、福祉用具貸与についての言及は無かった。
・パラマウントベッド株式会社は、同社が提供する「スマートベッドシステム」と株式会社フロンティア・フィールドが開発・提供する医療機関向けスマートフォン「日病モバイル」を6月1日より連携開始すると発表。
・ 「スマートベッドシステム」は、各センサーから得られた睡眠・覚醒、呼吸数、心拍数などの情報を集約、ベッドサイドやスタッフステーションの端末に表示可能。また、電子カルテシステムをはじめとする医療情報システムや各種測定機器と連携することで患者情報の一元管理ができるもの。
・これに、「ナースコール連携」や「緊急通報」「グループチャット」「モバイル端末管理」機能を持つ医療機関専用スマートフォンサービスを連携することで、情報共有やケアの効率化を実現するとしている。
・株式会社ウェルモは、AI技術と介護業界に関する知見を組み合わせた新しい業務自動化サービス「milmoautomation」を2024年3月20日にリリースしたと発表。
・「milmo automation」は業務自動化ソリューションで、milmo automationの提供、及びシナリオの代行設定や、EPA水準の業務支援AIの導入、専任コンサルタントによる無料の介護DX相談が受けられることが特徴。
・パソコン作業の自動化によって介護現場の業務効率化と時間削減を図ることができ、人材不足を補い、賃上げや業績向上に寄与できるとしている。
・現在はリリース記念の特別価格で、在宅事業所向けは月額7,000円から、介護施設向けは月額25,000円から。
・厚生労働省の有識者検討会は3月6日に「日本人の食事摂取基準(2025年版)」について、大筋の報告書をまとめた。
・「日本人の食事摂取基準(2025年版)」は、エネルギーと栄養素の摂取基準を示したガイドライン。
・この基準では、少なくとも1日当たり25~29グラムの食物繊維の摂取が、さまざまな生活習慣病のリスク低下に寄与すると指摘し、成人はこれまでより1グラム多い、1日当たり25グラム以上の摂取を推奨した。
・「日本人の食事摂取基準」は、健康増進法に基づき厚生労働大臣が5年ごとに定めているもので、健康寿命の延伸のために推奨される、エネルギーや栄養素の摂取量の基準を示している。
・厚生労働省では、報告書を基に2025年版の基準を策定した上で告示、2026年春から適用する。