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ケアプランデータ連携システムと介護情報基盤を統合

・厚生労働省は30日に、社会保障審議会介護保険部会を開催、既存のケアプランデータ連携システムについて、来年度以降に稼働し始める「介護情報基盤」と統合すると提案し、出席委員から大筋で了承を得た。
・ケアプランデータ連携システムは、居宅介護支援事業所と他の介護サービス事業所とのケアプランや利用票などのやり取りをオンラインで安全に効率化する仕組み。
・厚労省が構築を進めている「介護情報基盤」との共通項も多いことから、統合すれば、介護現場の利便性向上と国のランニングコストの軽減にもつながる。
・ケアプランデータ連携システム統合の「介護情報基盤」の運用は、2026度以降、準備が整った市町村から順次始まる見通しで、202841日までに全ての市町村での運用開始を目指す。

単身高齢者の世帯数が過去最多の900万世帯に

・厚生労働省は4日、2024年の「国民生活基礎調査」の結果を公表。
65歳以上の高齢者がいる世帯のうち、1人暮らしの「単独世帯」は前年比で478千世帯増の9031千世帯で過去最多となった。
・これは日本の全世帯数の34.6%となり、理由として少子高齢化、核家族化、未婚化、そして配偶者との死別・離別などがある。
・これは、将来的に見守りや介護サービスの需要増大、孤立による健康リスクの増加、詐欺被害や孤独死のリスク増加などが深刻な問題となる可能性が高く、高齢者の単独世帯が増加することを前提とした、社会全体の対策が必要となっている。

シニア世代の親や家族のための『宅食サービス』利用実態調査

・介護マーケティング研究所by介護ポストセブンは、『介護ポストセブン』会員組織『介護のなかま』登録者を対象に、「シニア世代の親や家族のための『宅食サービス』利用実態調査」を実施。
・調査結果によると、利用の最も多い宅食サービスは、「ワタミの宅食ダイレクト」となり、現在利用中のサービスに「満足」の人は5割超。不満は「価格」「メニューや味付けのマンネリ」が挙がった。
・また、利用のきっかけは、親や家族の「調理に対する負担」や「日常生活での困難」が挙げられ、利用経験のない人が利用しない理由は、「受け取りのタイミング」「メニュー」「味付け」などの声が挙がった。

ケアプラン作成に特化した生成AIシステムの開発へ

・株式会社NTT DXパートナーと株式会社チャーム・ケア・コーポレーションは、ケアプラン作成に特化した生成AIシステム「(仮称)AIケアプランナー、以下AIケアプランナー」の開発を2025年6月2()より開始と発表。
AIケアプランナー」は、生成AIに厚生労働省の「適切なケアマネジメントの手引き」などの最新情報を学習させ、記録システムなどで取得した要介護者の個人データを読み込ませることで、これまでケアマネジャーの大きな負担なっていたケアプラン作成の大部分を自動化するシステム。
2025年秋より本実装に着手し、2026年春にチャーム・ケアが運営する介護付き有料老人ホームへの現場投入をざすとしている。

「親の介護に関する意識調査」を実施

・介護用品(福祉用具)レンタル・販売事業を行う株式会社ヤマシタは、「プレ介護層」(介護に携わっている、もしく携わる可能性の高い層)である45歳~69歳の男女55,515人を対象に「親の介護に関する意識調査」を実施。
・「プレ介護層」で両親・義両親のいずれかが要支援・要介護認定を受けていると回答した割合は37.5%、介護いて「不安を感じる・やや不安を感じる」割合は過半数。特に女性の方が不安を感じる割合が高い傾向が見られた
・本調査からは、多くの人が親の老化を実感、将来的な介護を見据えている一方で、実際に家族と介護について話し合えていない現状や、介護に対する不安の大きさ、特に女性の方がより強くその負担を感じていることが明らかに。
・また、実際に現在利用されているサービスは、デイサービス(61.1%)、訪問介護(36.4%)、介護用品レンタル35.2%)で、介護保険サービスが上位となっているとした。

介護保険制度の要介護認定の1次判定の妥当性を検証

・厚生労働省62に社会保障審議会介護保険部会を開催、介護保険制度の要介護認定について1次判定の妥当の検証を行うとした。
・在宅サービスのケアの時間・内容などを詳しく調査し、今年度末にも結果をまとめ、それを具体的な対応策をめぐる活かすとしている。
・現行の1次判定ロジックが介護施設の入所者のデータを中心に作られていることを踏まえ、在宅サービスの実態がに反映されていないと問題を提起。
・政府が、認知症が深刻でも身体機能の制約が少ないと、実際の手間より軽い要介護度で認定される場合があると、厚労省に妥当性の検証を促した、令和56月の「規制改革実施計画」を受けてのもの。

令和7年度長期優良住宅化リフォーム推進事業開始

・国土交通省は5月20日より、長期優良住宅化リフォーム推進事業について、事業者登録の受付と「事前採タイプ」の提案の受付を開始。
・この事業、既存住宅の長寿命化や省エネ化等に資する性能向上リフォームや、子育て世帯向け改修に対す支援を行うもので、高齢者対策や耐震性、三世代同居対応など9つの性能向上に資するリフォームに対し補助を行う。
・登録期間は今年の1212日までとなっており、完了実績報告については2026220までに行う必要があり、事業者については事業者登録を行った上で工事請負契約を締結する必要がある。事業者登録前の契約に関しては補助金の交付対象とならない場合があり、注意が必要。

常時対応可能な包括的な在宅サービスの整備案

・厚生労働省は519日に社会保障審議会介護保険部会を開催し、持続可能なサービス提供体制の構築や支援体制介護人材確保と職場環境改善・生産性向上、経営支援について議論を行った。
・サービス提供体制においては、大都市部を主な対象として、24時間365日の対応を想定した包括的な在宅サービス整備を論点として提示
ICTセンサー、AIなどのテクノロジーを駆使しつつ、拡大する介護ニーズに応えられる新たな仕組みを検討する針を打ち出した。
・しかし包括的な在宅サービスとなると訪問介護などの既存サービスとの関係性や定期巡回・随時対応サービス、夜間対応型訪問介護などの位置付けの整理も求められ、今後の議論のポイントとなると思われる。

「健康サポート宅配食」の販売を開始

・ウェルネスダイニング株式会社は、高齢社会におけるフレイル(虚弱)の予防と健康寿命の延伸に貢献することをに、新たに「フレイル」が気になる方に向けて「健康サポート宅配食」の販売を開始。
・「健康サポート宅配食」は、たんぱく質やエネルギーを適切に補いながら、食べやすさや栄養バランスにも配慮したとなっており、「フレイル」が気になる方に向けての宅配食となる。
・特徴として、主菜に肉や魚を、副菜に大豆製品などを活用し少量でもたんぱく質がしっかり摂れる献立、和食をに、煮魚や焼き魚を中心とした献立、出汁のうま味を活かしながら、ゴマや小エビ、しらすなどを加え、塩分を控えつつ香りと栄養をプラスしたとしている。

2024年度の介護事業者の倒産、過去最高を更新

・介護関連サービス事業協会は512日に、生活支援サービスおよび配食サービスに関するガイドラインを公開
・これらのガイドラインは、介護保険外サービス事業者の適正な事業運営を確保するとともに、高齢者やその家族等適切なサービス選択を行い、安心して介護保険外サービスを利用できる環境整備に資することを目的として策定れたもの。
・あわせて、本ガイドラインを基準とした認証制度「100年人生サポート認証」を、20257月を目途に開始予定で、同協会の新規会員の受付開始したと発表した。
・今後、業界のスタンダードとしての立ち位置を目指すと思われ、注目が必要と思われる。