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熱発時の対応

突然の高熱が出た時、みなさんはどうしますか?

 

 

ご自身で病院に行ける方は受診をしたり、解熱剤を飲んだりしているかと思います

発熱は、軽度であればすぐに下熱することがありますが、高熱になると様々な疾患が原因となっていることが考えられます

 

ただの熱と考えず、原因にあるものを探り、しっかり対処していきましょう

 

 

特に高齢になると、免疫力の低下から風邪や感染症にかかりやすくなり、発熱を引き起こしやすくなります

他にも、膠原病や褥瘡、脱水状態からも、体の防御反応として熱が出ることがあります

 

 

熱の上がり始めは、暖かくして横になりましょう

熱が上がりきったら、クーリングをしましょう

汗をかいている際はこまめに拭き、着替えや水分補給をおこなっていきましょう

 

 

実際に、担当させていただいている利用者様にも、突然の熱発をされ、電話連絡をいただいたケースがあります

ある程度電話での情報収集を行い、希望時は担当ナースが訪問に伺うようにしています

まずバイタルサインをチェックし、肺の音を聞いたり直前の食事の内容や摂取状況などを聞き取りします

普段の嚥下状態や食事の際の姿勢等を考慮しながら、原因をアセスメントしていきます

 

 

 

誤嚥性肺炎の可能性がある際には、主治医への往診依頼を連絡したり、突発的な高熱であれば、主治医の指示のもとでコロナ検査を行います

医師と連携することで、なるべく早く熱の原因を特定し、ご本人様の状態にあった解熱方法を実施していくことで、早期回復につなげています

 

 

 

 

もし、同居している方で発熱した場合は、診断がつくまでは拡大を防ぐため感染対策をしっかり行ってください

 

私たちアップのスタッフも、熱発している利用者様の訪問の際は、防護服などを着用の上、ケアにあたらせていただいています

また、日頃から手洗い・うがい・マスクの着用・手指の消毒などの標準予防を怠ることなく実施し、私たちが感染拡大の原因とならないよう心がけています

 

体調が疑わしい時や周りに感染者が出現した際には、コロナ検査キットを利用し、陰性判断をおこなっています

 

 

 

これから秋、冬になるにつれ、空気の乾燥が進みます

また、胃腸風邪やインフルエンザ、コロナなどの感染症の出現も、夏以上に増えてくることが予測されます

 

常日頃から感染対策を忘れず行い、ワクチン接種や規則正しい生活をして、健康に暮らしましょう