・認知症に特化した初の法律で、2023年6月に議員立法で制定された認知症基本法が、2024年1月1日に施行された。
・法律は基本理念に、国や自治体が対策に取り組む責務があり、国民も認知症の理解を深めることに努めると明記され、国は内閣総理大臣を本部長とした認知症施策推進本部を今月中にも発足させ、認知症の本人やその家族などに意見を聞き、取り組みを進めるための基本計画を作るとしている。
・認知症をめぐっては、アルツハイマー病の新しい治療薬も今年度から本格的な投与が始まる予定であり、今後、医療と社会の両面で取り組みを進めることができるか注目を集めている。