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フィジカルアセスメントって?

私たちアップのスタッフは、訪問の際、頭から足の先までの隅々を観察し、前回の訪問から変わったことがないか、病状の悪化や異変がないかを確認しています

 

会話の中から、ご本人様の主訴を聞くことができれば早期に対応することができますが、独居の方や寝たきりの場合、なかなか発見に辿り着くことができないこともあります

だからこそ、ほんの少しの変化も見逃すことのないよう、心がけています

 

今日はフィジカルアセスメントについてご紹介します

 

フィジカルアセスメントとは、相手の症状や兆候から情報を収集し、必要に応じて触診や聴診を行い、今どういう状態にあるのかを考え、判断することです

 

看護師目線からの症状の状態と、利用者様の言葉とではズレが生じることもあります

例えば、

頭が痛いんです

の一言でも、私たちは、

・どこが痛いのか

・どのように痛いのか ズキズキ、ガンガン、頭が重い感じ など

 

他にも、いつから痛いのか、どのような時に痛むのか、痛みの強さ

などなど

痛みの症状や原因を考え、判断していきます

緊急性の高いものであれば、主治医への連絡や119の要請を行い、早期対処に努めます

特にこの時期になると、天気の変化によって頭痛が生じたり、血圧が変動したりするケースも多く見られます

持病との関連性や、一緒に暮らしているご家族様からの感染症の可能性、脱水からの熱中症症状のリスクなど、季節性のものも考慮して状態を把握していきます

 

バイタルサイン測定として、熱、血圧、脈拍、酸素飽和度、意識レベルなど、毎回の訪問で必ず測定していますが、それらの数値をもとに、現状と照らし合わせて1つ1つの症状の状態をアセスメントしています

 

 

病院のように、検査器具が優れていたり、すぐに医師の診察をうけることができたりしないため、私たち看護師が訪問の際にいかに見抜くかということが重要なポイントになってきます

 

他の事業所(デイサービスや訪問ヘルパーなど)を使っている利用者様の場合は、そちらとも情報を共有しています

 

限られた時間、物品での看護にはなってしまいますが、1回の訪問をより濃いものとできるように、常に意識して看護にあたっています