入浴介助=ヘルパーの仕事
というイメージがある という声をよく聞きます
私たちアップでは、看護師目線での訪問入浴も実施しています
これには様々なメリットがあるため、お伝えしていきます
<メリット>
・全身状態がチェックできる
・基礎疾患に基づいた観察ができる
・ご本人様の残存機能を生かした方法での入浴介助ができる
・急変時に早期対応ができる
などが挙げられます
入浴介助時は、衣服を脱いでいただく機会になるため、全身を観察できます
筋肉の付き具合や肌の状態、傷・内出血の有無など、異常の早期発見に繋げることができます
また、入浴前には必ずバイタルサイン測定を行うため、数値から考えられる今の利用者様の体の状況を元に、入浴介助の方法を毎回アセスメントして実施しています
既往歴にある疾患の、注意点を頭に入れてケアにあたるため、起こりうる危険性を予測しながら介助ができます
・血圧が変動しやすい方
・麻痺のある方
・転倒歴があり、リスクの高い方
などは、特に注意ポイントを確認しながらケアをしています
スタッフに依存的になってしまう方もいらっしゃるため、ご本人様の残存機能を生かし、ADL拡大につなげるために、入浴動作の中でご自身にできることがあれば見守りをしながら、一緒に行っています
また、入浴介助に入る時間の設定も、根拠をもって調整しています
・食事の時間
・内服の時間
・気温
・日頃のルーティーン
などを考慮し、どの時間帯で訪問入浴を行うことがベストなのか をご本人様、ご家族様、担当ケアマネ様、主治医等と連携をしながら決定しています
最適な環境を整えてから行うことで、安全に入浴することができ、また心からリラックスした状態で楽しんでいただけると思っています
入浴ケアの際、「気持ちよかった」「ありがとう」と言って頂けるたびに、訪問看護をやっていてよかったと思えます
また、入浴中のリラックスした状態でしか聞けないお話やお気持ちもあるため、貴重な時間でもあります
お互いの関係構築・向上のためにも、安全に気を付けながら、リラックスして楽しんで入浴して頂けるよう、これからも努力していきます