実際の訪問って、どんなことをするの?と、疑問に思われることありませんか?
今日はナース訪問時の様子をご紹介していきます
訪問したら、ケアを行う前にコミュニケーションを図ります
その後、バイタルサイン測定(体温、血圧、脈拍、酸素飽和度)を行い、疾患に合わせて聴診器を使用し、観察していきます
必ず利用者様と視線を合わせ、会話を交えながら行い、リラックスした状態での健康観察ができるよう心がけています
次に、記録用紙を用いて観察項目を聴取していきます
食事内容や睡眠状況、排尿や排便など、身体的なことはもちろん、気分の浮き沈みがないか、困ったことはないかなど、メンタル面にも配慮して観察していきます
こうしてコミュニケーションの中から本人様の今の状態、また、前回の訪問から変わったことはないかなどを確認してから、実際のケアに介入していきます
今回は、状態観察と下肢のマッサージを行い、ご本人様から「爪を切ってほしい」と希望があったので爪切りも実施しました
利用者様にケア中リラックスして頂けるよう、明るい会話を用いたり、回想法を利用し認知機能の状況も同時に把握していきます
テレビが好きな方にはテレビの話題を提供したり、お料理の得意な方にはレシピを教えていただいたりと、利用者様に合わせた楽しい会話ができるよう、心がけています
医師の指示のもと訪問看護として利用者様のところへ伺い、看護を行いますが、指示されたことだけを行うのではなく、ご本人様の思いや訴えを傾聴し、できる限りのケアをしたい
そんな思いをスタッフ全員が持っています
「耳かきをしてほしい」
「背中をかいてほしい」
など、何気ない会話の中で、本当は今これがしてほしいという思いを聞き取ることができます
限られた時間の中でケアを行うことはとても重要であり大変なことですが、ゆとりのある時には利用者様の願いを聞き入れられるようにしています
訪問が終わり、退室する時には、皆さま笑顔で
「ご苦労様。今日もありがとうね」と仰ってくださいます
次回訪問時にも、楽しく明るい訪問ができるよう、心がけていきます