訪問時にケアを行うことだけでなく、利用者様・家族様との人と人とのかかわりを1番大切に考えています
今回はとくに日頃から気を付けているポイントについて、お伝えしていきます
①看る力 聞く力を養う
・自分目線の「困っているかもしれない」を押し付けない
・本人の口から直接困っていることを聞き、受け止めてから対処する
・身体や表情のすべてをみて、いつもとの違いを見つけ出す
②目的・目標を持った介入
・看護計画を立てるときから、本人様や家族様がどうなりたいのか、満足度や望みをかなえられるように立案する
・観察を重ね、本人様の状態に合わた必要なケアができているかを確認する
・看護をする私たちが固定概念にとらわれず、相手が「自分らしく、幸せのために生活していくにはどうしたらいいか」をアセスメントして援助していく
③尊厳を守る
・独居、高齢夫婦世帯は、社会とのかかわりが薄くなってしまう為、 「大切な存在」「一人の人として大切にされている」と感じてもらえるように ケアや日頃の声掛けを通してアピールしていく
・孤独感や病気を抱えた苦しみを分かり合えるような良き理解者になる
・流れ作業のようにならないように、本人の気持ちに寄り添いながら 丁寧にケアを実施する
これらのことは当たり前に行っていかなければならないポイントですが、気が緩んだり関わる時間が長くなるにつれて曖昧になってしまう点でもあります
私情が入ることで、大切なことを見落としてしまう可能性も少なくありません
毎回の訪問時には気を引き締め、適度な緊張感をもってケアにあたり、寄り添うところ・一歩身を引くところの区別を忘れないようにしています
在宅という場所での看護・医療行為は、いろいろな制限があるため、もどかしさを感じることもあります
それでも今私たちができることを常に考え、利用者様・家族様にとってプラスになれるよう、努力していきます