ストレスを抱えて生活していませんか?
ストレスとは、物体の外側からかけられた圧力によって歪みが生じた状態とされています
医学・心理学においては、心や体にかかる外部からの刺激を「ストレッサー」といい、ストレッサーに適応しようとして心や体に生じたさまざまな反応を「ストレス反応」と定義しています
ストレッサーには種類があり
①物理的ストレッサー:気温によるもの(暑さ・寒さなど)、環境によるもの(騒音・混雑など)
②化学的ストレッサー:公害物質、薬物、酸素不足などによるもの
③心理・社会的ストレッサー:人間関係、仕事・家庭での問題によるもの
が挙げられます
これらにより引き起こされるストレス反応は、身体面、心理面、行動面の3つにおいて生じます
身体面は、体の痛み、肩こり・腰痛、息切れや動悸などがあります
他にも、食欲不振や胃痛、原皮や下痢といった消化器症状も引き起こされます
心理面は、活気の低下、イライラ・不安感の増強、気分の落ち込みや興味・関心の低下が生じます
行動面は、飲酒・喫煙の量が増えたり、仕事においてミスや事故が生じやすくなります
これらのストレス反応が長く続く場合は、過剰なストレス状況に陥っているサインかもしれません
自分なりのストレス発散方法を試したり、専門家に相談したりしてかかっているストレスを緩和させましょう
特に在宅で生活している利用者様やご家族様は、現状においてのストレスを感じやすい状況にあります
思うように体を動かせない方や、家の中だけの生活になりがちで、ストレスを感じている方、疾患による苦痛を常に感じている方など、担当させていただいている利用者様にも、ストレスを抱えている方はたくさんいらっしゃいます
訪問時には、直接的なケアを行うだけでなく、心理面にもアプローチするよう心がけています
中には、お話しをしている最中に涙を流される方もいます
コミュニケーションを通して、少しでも利用者様のストレスを軽減させていけるよう、これからも関わっていきます
また、24時間利用者様の介護をしてくださっているご家族様へも、気配りを意識しています
ケア開始前後にお声がけし、今困っていることはないか、疲れていないか、しっかり休息が取れているか等を確認しています
在宅での療養は、訪問看護だけでは成り立ちません
ご家族様の協力が必要不可欠です
常に付き添ってくださっているご家族様の心理的負担を少しでも軽減させられるよう、介入しています
「アップさんがきてくれてる間は休憩できるからありがたい」「話を聞いてもらえて嬉しかった」など、実際にお声を頂いています
これからも広い視野を持ち、利用者様、ご家族様、他職種と連携しながら、よりよい看護ができるよう努力していきます